カップルセッションはシステム論的アプローチ
- 2020/09/28
- 16:24

先日受講している講座の中で、カップルセッションをセラピスト、クライアントの双方で体験しました。いつもは力動論的心理療法で、感じたくなくて抑圧した感情や、過去のトラウマからの誤認やパターンに触れていくのですが、カップルセッション(利害の絡む当事者同士+セラピスト)の体験は、不快な磁場があっという間に解体されていく、とても面白い体験でした。クライアントとして感じたのは、一人ぼっちの孤独の場所に引きこも...
真実の瞬間はたったの1分
- 2020/07/09
- 10:30

関係性の中に留まる自分が誰かに怒られているその時、あるいは誰かにおいていかれたその時、あるいは苦しんだり悲しんだり困ったりしているのに、周りの人が楽しそうに笑っているその時、つまり葛藤や混乱が人間関係の中で起きている時に、相手との関係性の中に、身体も気持ちも思考もオープンに存在するのは不可能に近いです。特に幼い頃には。身体も気持ちも思考も訳が分からなくてパニックしていたり、整理することができなくて...
苦しいのは繋がれなかった瞬間があるから
- 2020/07/07
- 15:55

関係性から引き下がったことが苦しみになる 目をつぶって飛び越えたことが堕天となる6月の後半、お仕事をしていて、ふっと統合に向かう方ととても苦しい思いをしている方に出会っていました。こんな苦しい体験をしたから辛いのだと、多くの方が感じていらっしゃるのですが、究極のところ苦しいのは、起きた事実を認めたくないか、何かが起きたその瞬間に、ああもう無理と感じて、相手との繋がりや自分との繋がりを切り離したため...
幸せになることへの恐れ~小さなエゴの死を超えるとき~
- 2020/01/06
- 16:30
ネガティブな磁場があると、本当の幸せに向かうことが怖くなる。人は本当に欲しいものに手をかけ始めたときに、今までに得た成果を失う恐れに飲み込まれるのかもしれない。これだけはいやだと決めたり、せめて偽りでもいいから居場所が欲しいと思ったりした子どもの決意が、ようやく手に入れた場所を手放すことを恐れる。さなぎとなって、蝶へと転変することを拒もうとする。『3月のライオン』15巻は、居場所が欲しくてがむしゃら...
エッセンスをみとめよう
- 2020/01/01
- 07:12

苦しいのは、自分を受け入れていないから。自分の中にあるもの(エッセンス)を否定することが、一番自分を苦しめますHITキャラクトロジー®️心理学でいう、スキゾイドが、意欲(叡智)を否定したり、オーラルが苦しみ(愛)を否定したり、マゾキストが忍耐(創造性)を否定したり、サイコパスがありのまま(勇気)を否定したり、リジットが衝動(情熱)を否定したり、そんな時。持っているとは思えないと思うなら、スキゾイドは覚...